ふくらはぎ(下腿三頭筋)
2021.05.31
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こんにちは!今回は、ふくらはぎのお話をさせていただきます。
ふくらはぎは主に下腿三頭筋と呼ばれる3本の大きな筋肉からできています。
1本は膝の下から始まってアキレス腱についているヒラメ筋で、残りの2本はヒラメ筋の上を覆うように左右に分かれてついている腓腹筋です。
腓腹筋は膝関節と足関節の2つの動きに関わります。ヒラメ筋は足関節の動きのみに関わっています。
筋の性質は、腓腹筋は速筋(白筋)と呼ばれ筋肉を強く速く収縮させる性質があります。ヒラメ筋は遅筋(赤筋)と呼ばれ筋肉をゆっくり収縮させる性質があります。
わかりやすく言うと、腓腹筋はスタートダッシュなどの急激な動きに対応するのに対して、ヒラメ筋は立ち姿勢を維持するなど持久力に対応し、下腿を固定する役割をしています。
また、ふくらはぎはポンプの働きをしてくれます。
下半身には全身の筋肉のうち約70%が集まるとされています。
心臓に近い上半身の血液は比較的負担が少なく心臓に戻りますが、下半身の血液は重力に逆らって心臓に戻らなければいけないので、多くの血液が集中します。
心臓に近い上半身の血液は比較的負担が少なく心臓に戻りますが、下半身の血液は重力に逆らって心臓に戻らなければいけないので、多くの血液が集中します。
そこで、ふくらはぎのポンプのような働きが血流にとって大切になります。
こういった理由から、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれます。