マレットフィンガー
2021.06.21
ブログ
こんにちは!
今回は、マレットフィンガー(槌指)についてお話します。
マレットフィンガーというのは、指の第一関節(DIP関節)が曲がったまま伸ばせなくなっている状態です。いわゆる突き指で起こるケガになります。
マレットフィンガーはその原因によって2種類に分かれます。
1つ目は、腱性マレットです。指の先端の骨にくっついている伸筋腱が断裂してしまったことによるもので、そのまま放置してしまうと、指の第二関節(PIP関節)が過度に伸びたままになってしまう“スワンネック変形”というものをを起こしてしまいます。指の第一関節が曲がったままになってしまい、自力で伸ばすことができません。
2つ目は、骨性マレットです。末節骨(指の先端の骨)が関節の中で折れてしまっている状態で、これを放置しておくと、関節の脱臼を引き起こします。こちらの場合はある程度自力で伸ばすことができます。
腱性マレットの場合、軽い打撲や指をはじくような動作、軽い突き指で受傷することがほとんどです。
骨性マレットの場合、バレーボール、バスケットボールなどのスポーツをしているときにおこることが多いです。また、転倒して地面に手をついた際にも受傷することがあります。