骨折した骨がつく期間
2021.06.14
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こんにちは!
骨折についてのお話です。
骨折には必ずしも一定ではありませんが、骨癒合(骨がつく)の期間が定められています。それを
「グルトの骨癒合日数」といいます。
- ・中手骨 2週間
- ・肋骨 3週間
- ・鎖骨 4週間
- ・前腕骨 5週間
- ・上腕骨 6週間
- ・腓骨 5週間
- ・脛骨 7週間
- ・下腿両骨 8週間
- ・大腿骨骨幹部 8週間
- ・大腿骨頚部 12週間
このように骨によって骨癒合の期間は異なります。小児の骨折は成人に比べて2~3割早く癒合すると言われているので、年齢、治療法、状態などにより期間が異なりますが、この日数が目安となります。
骨癒合を早めるためにも初期治療や固定がとても重要です。
また、骨がついたから治るというわけではありません。固定していると患部回りの関節や筋肉、靭帯などが拘縮(固まってしまう)してしまい、思うように動かせなくなったり、痛みが残ってしまったりします。
思うように動かせるようになるには、骨癒合日数の2~3倍かかるとも言われています。そのため骨がついたあとのリハビリもとても重要になります。
骨がついて固定が外れたら終わりと思っている方がいらっしゃるので、固定が外れたあともしばらくリハビリを頑張りましょう!
当院では、超音波と電気刺激を合わせたコンビネーション治療器(EU-910)での治療も効果的ですので気になる方はこちらをクリック!