足首のねんざ(足関節捻挫)
2021.03.15
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足関節捻挫(ねんざ)とは、足首の関節を支えている靭帯や関節包(かんせつほう)が損傷することをいいます。足関節捻挫は、スポーツ活動中や日常生活中の歩行時に、足関節を内側あるいは外側にひねることで起こります。足関節捻挫のほとんどは内側へひねって受傷するため、外くるぶし尖端の前方に位置する前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)に損傷が起こることが多く、くるぶし周辺が腫れている場合や、押すと痛い場合には、剥離骨折に加え、捻挫の可能性が疑われます。
足関節捻挫は、靭帯が引き伸ばされる程度の1度捻挫、靭帯の一部が切れてしまう2度捻挫、断裂してしまう3度捻挫に分類され、重症度により治療法や治癒までの期間も変わります。
足首をひねるなどして腫れや痛みが生じた場合には、ただちに「RICE処置(ライスしょち)」と呼ばれる応急処置を行いましょう。RICE処置とは、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上・高くあげること)の頭文字をとった名称です。
まず、足を少し高く上げ、保冷剤等で患部を10分ほど冷やしましょう。
その後は安静、つまり患部を動かさないようにしましょう。
可能であれば、テーピングや包帯などで固定や圧迫しましょう。難しければすぐに医療機関に受診してください。