痛風
2021.04.19
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痛風とは、尿酸が関節や腎臓のなかで結晶となってとどまることで、関節に激しい痛みを起こしたり、腎機能障害をもたらしたりする病気です。初期症状である手足の違和感があるうちに治療を開始すれば、痛風発作を未然に防ぐことが可能です。痛風は高尿酸血症に起因する病気です。尿酸は、プリン体が分解されることでできる物質です。プリン体を多く含む食べ物を取り過ぎたり、代謝経路のどこかに異常ができたりすると、体内のプリン体は少しずつたまっていきます。
痛風の前兆として、患部の違和感やむずむずした感じを訴える方が多いといわれています。痛風の前兆が現れた段階で治療ができなかった場合には痛みが生じ、通常24時間以内に痛みのピークを迎えます。足の親指の付け根に激しい痛みが起こるのが特徴です。痛風の痛みは、風が吹いても痛いというほど、耐え難いものです。足の甲や足関節や膝関節、手関節、肩関節などに痛みが出ることも多いです。ただし、痛みは発作的に生じるため、しばらくすると治まります。
痛風にかかるのは20歳以上の男性に多く、プリン体が多く含まれる肉などの食品やビールなどアルコール飲料の摂り過ぎが、よく知られた発症要因の一つです。暴飲暴食・肥満・激しい運動が主な原因です。