コンパートメント症候群(挫滅症候群)危険性について
こんにちは!神田第一接骨院です!
今回はコンパートメント症候群についてです。
コンパートメント症候群とは
コンパートメント症候群は、複数の筋肉がある部位では,いくつかの筋ごとに,骨,筋膜,筋間中隔などで囲まれた区画に分かれて存在します。
その区画のことをコンパートメントと呼びます。
骨折や打撲などの外傷が原因で筋肉組織などの腫脹がおこり,その区画内圧が上昇すると,その中にある筋肉,血管,神経などが圧迫され,循環不全のため壊死や神経麻痺をおこすことがある。
これをコンパートメント症候群という。
原因
・骨折
・重度の挫傷または挫滅損傷
・血管損傷および修復後の再灌流傷害
まれな原因として、ヘビ咬傷、熱傷、ギプス,きつい包帯、その他腫脹を制限してコンパートメント内圧を上昇させる周囲を取り囲む装具などがある。
昏睡時に長時間筋肉に圧力がかかると横紋筋融解症を引き起こす可能性がある。
症状
疼痛は典型的に見た目上の損傷の重症度に釣り合わず,区画内の筋肉を他動的に伸展すると増悪します。
組織虚血の5つのPの1つである疼痛(pain)に続いて、残りの4つ、すなわち錯感覚(paresthesia)、麻痺(paralysis)、蒼白(pallor)、および脈拍消失(pulselessness)が出現する。
触診すると区画の緊張を感じることがある。
危険性
・腕や脚を拘束するものを取り外す
・必要な場合は、コンパートメントを切開する手術
・腕や脚の組織が壊死している場合は、その腕や脚が切断されることがある
コンパートメント症候群の治療は接骨院では対応できません。
病院に紹介状を送ってお医者さんに診てもらいます。
治療は、問題の腕や脚が蒼白になる前、およびその腕や脚の脈拍が止まる前に開始する必要があります。
脈拍が止まっている場合は、その腕や脚の組織が壊死している可能性があります。
また、血中カリウム濃度をモニタリングし、必要に応じて高カリウム血症と横紋筋融解症を治療します。
コンパートメント内圧が非常に高くなった場合は、筋膜切開術と呼ばれる緊急手術を行いコンパートメントを切開する必要があります。
この手術では、腫れた組織を含むコンパートメントを形成している筋膜全体を切開します。
この切開によって圧力が解放され、血液が筋肉に供給されます。また、患部の壊死した筋肉組織はすべて除去します。
血液供給の遮断によって腕や脚の組織が壊死した場合は、その腕や脚を切断しなければならないこともあります。
コンパートメント症候群は、治療せずにおくと、死に至る感染症が生じることがあります。
〇場所
神田駅西口より徒歩5分
大手町駅より徒歩7分
小川町駅より徒歩15分
院名:神田第一接骨院
住所:東京都千代田区内神田2-4-13 石垣ビル1階
TEL:03-3256-9400
受付時間:平日 10:00~20:30まで
土曜 10:00~19:00まで