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腕に痺れが出る人必見!頚椎症性神経根症とは?

2024.09.02 治療

こんにちは!神田第一接骨院です!

今回は頚椎症性神経根症についてです。

 

頚椎症性神経根症とは

頚椎症性神経根症とは、脊髄圧迫症状はなく脊髄から分岐する神経根の圧迫症状のみのものを頚椎症性神経根症といいます。

神経根を圧迫するものが、加齢変化による骨棘を伴うものを頚椎症性神経根症といい、左右どちらかの首から肩甲部、腕、手指の神経痛、しびれなどを生じます。

頚椎の病気には、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどがあります。

いずれも加齢変化が関わっているため、誰でも発症する可能性のある病気です。

 

原因

骨と骨の間でクッションの働きをする椎間板は、20歳頃から徐々に老化が始まると言われており、年齢を重ね、水分量が低下し、弾力性が失われてくると、ヒビが入ったり、潰れたりするようになります。

椎間板の変性は自然な老化現象なので病気ではありませんが原因になることがあります。

変性が進むと、関節の骨は安定性を保つためにトゲ状の突起のある新しい骨棘(骨)を作るようになり、

この骨棘や傷んだ椎間板、分厚くなった靭帯により椎間孔が狭窄(挟まれる)を起こすと、神経根を圧迫して頚椎症性経根症を発症します。

 

なりやすい人の特徴

頚椎症性神経根症は、加齢による頚椎の変性によって起こるものが多いため、40~50代の中高年の方の発症が多くなっています。

近年、スマートフォンやパソコンの普及により若い世代での発症も多くなっています。

 

発症リスクを高める要因

猫背、巻き肩、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、寝違えをする方、ストレス、運動不足など

 

症状

神経根の症状として多くは、片側にみられます。

主に上肢の痺れ、痛み、筋力の低下、皮膚感覚の喪失や低下。

多くの場合、首や肩のあたりから腕、手指にかけてのしびれや痛みを感じます。

上を向くような姿勢をとったり、手を下げた状態をとったりしていると痺れが増強することがあります。

逆に手を頭の上にのせると症状が緩和します。

 

徒手検査方法(鑑別)

スパーリングテスト

患者様がイスに座り、天井を見上げるように頭を後ろに倒した状態でそのまま右や左に傾け、後ろにまわった施術者が上から頭を押さえつけます。
神経根の支配領域に痛みやしびれが出た場合は、神経根が障害されています。

 

ジャクソンテスト

患者様がイスに座り、後ろにまわった施術者が患者様の前頭部に両手を置き上から押さえつけます。
神経根の支配領域に痛みやしびれが放散した場合は、神経根が障害されています。

 

治療

多くの場合、手術を行わない保存療法で治ることが多いです。

主に電気治療、手技療法、ストレッチ、鍼治療を行います。

姿勢が痛みの原因であることが多いため、緊張した筋肉に施術をおこないます。

そうすることで、痛みがとれて歪んだ姿勢を本来の正しい姿勢に戻すことができます。

姿勢や日常生活の基本的な動作を改善することによって、再発しにくい身体作りを行っていきます。

 

 

 

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