花粉症、ドライアイ、眼精疲労からくる頭痛
頭痛には様々な原因があります。最近では花粉症やドライアイ、眼精疲労により頭痛を引き起こす方も多く、それらが原因であることに気づいていない方もいらっしゃいます。
最近なぜか頭が痛いという方は、これらの原因に心当たりがないか振り返ってみてください。花粉症の患者さんは年々増加してきています。小さいお子さんでも、花粉症の診断をされるケースが出ています。
花粉症になると、鼻や目に痒みが生じます。その刺激は鼻や目そのものだけでなく、三叉神経という顔の感覚神経にも悪影響を及ぼします。副鼻腔炎などの炎症を起こすことにより、頭痛を起こしやすくなってしまうのです。
もとから頭痛持ちの方であれば、花粉症やドライアイにより頭痛が悪化してしまいます。そのため、花粉症の改善のための治療、服薬などを行なうことが頭痛の改善にもつながります。眼精疲労やドライアイは、目の使いすぎが原因で起こる疾患です。
現代社会では、パソコンやスマートホンなどの画面を仕事でもプライベートでも長時間使っている方が多いでしょう。また、コンタクトレンズやメガネが合っていないことや心身的ストレスなどにより、目に疲れが出てしまうケースもあります。
眼精疲労では、目が重い、痛い、眩しい、かすむ、充血する、乾くといった目への負担が生じます。それが、目だけでなく全身へ悪影響を及ぼします。イライラする、肩や首のこり、頭痛などが起きてしまうのです。眼精疲労の予防、改善のためにできるセルフケアとしては、まず目を使いすぎない、乾燥させないというのを意識的に行なうことです。
目の周りのマッサージやツボ押しにより、緊張をほぐすことも有効です。また、ビタミンE、ビタミンAなどの目に良い栄養素を積極的に摂ることも良いでしょう。頭痛にお悩みの方は、その原因を探り心身共に健康的な生活を意識することが大切です。頭痛がなかなか改善されない場合は、その原因を見極め、適切な処置ができるよう医師に相談してください。
